この記事では「セフり、ソフられ。」の全話ネタバレを紹介しています!
好きな女の子に告白しても相手にされず、ソフレ関係に。
しかも、自分以外の男と寝まくっている彼女…。
虚しい日々を送る主人公の前にもセフレ関係になれそうな人が現れて…!?
セフり、ソフられ。ですが、購入する前に中身を知っておきたいですよね。
ということで、この記事ではセフり、ソフられ。全話ネタバレをご紹介していきます。
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セフり、ソフられ。のあらすじ
添い寝フレンド”通称――”ソフレ”。幼馴染の桃園歌恋に片思いをする赤瀬望は、歌恋に一度は告白したものの相手にされず、彼女の”横で寝るだけ”の日々を送る。その一方で歌恋は望以外の男のところを渡り歩き、日々身体を重ねていた。だが、そんな望にも”セフレ”を作る転機が訪れ…?恋愛とセックスに揺れる若者を描く、濃密ラブストーリー開幕。
引用元:コミックシーモア
セフり、ソフられ。のネタバレ一覧
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セフり、ソフられ。ネタバレ1〜3話
1〜3話はコミックシーモアにて無料配信中なので、こちらから本編をご確認ください!
絵柄はふわふわしていて可愛い感じですが、青年漫画なだけあってしっかり目に行為シーンがあります。
その点だけご注意ください。
セフり、ソフられ。ネタバレ4話
優しくて美人なバイト先の先輩・美森の家に来てしまった主人公の望は、美森先輩に誘われるがままベッドに入ることに。
美森先輩が初めてだった望は拙いながらも初めての女の子の体の感触を味わっていた。
柔らかくてマシュマロみたいな胸に感動していると、
「赤瀬くん初めて?
私を初めてにして…」
と煽られる。
興奮で鼓動が速くなった望は、もはや理性では止められず激しくキスをして胸を舐める。
美森先輩は体を震わせて赤面。
いよいよ二人とも服を脱いで、それでも本当に本番をしてしまうのか迷っていた望だったが、顔を紅潮させて節目がちな美森先輩に
「ここ触って」
と煽られて陰部に触れる。
喘ぎながら息を荒くし、とろとろになった美森先輩が自発的に挿入してきたのを最後に、望は完全に理性を失い激しく突く。
今までも今もずっと好きな初恋の人、歌恋に埋めて欲しかった穴を美森先輩によって埋めていることを考えながら射精するのだった。
↓気になる行為シーンは是非本編の絵でお楽しみください↓
セフり、ソフられ。ネタバレ5話
美森先輩との行為が終わり、余韻に浸る望。
ベッドの中で照れながらこちらを見つめてくる美森先輩に思わずときめいてしまう。
この人の胸を舐めて、快感を堪える表情を見たり、口元から唾液が垂れていたあの顔が脳裏をよぎり、本当にシたんだと実感する。
望はピロートークでドギマギしながらも、最後にまたキスをして翌朝を迎えた。
帰り際に美森先輩が抱きついてくる。
胸を押しつけられながら
「また来て、いつでも待ってるから」
と言われた望は、美森先輩を歌恋の代わりにしてしまったことに罪悪感を抱きながら帰宅した。
そのまま学校に行くと歌恋に捕まり、昨夜メッセージに返信しなかったことを咎められる。
歌恋には行く宛があるのだからいいだろうと皮肉で返すと、
「望のところに行けるなら、他の人のところになんか行かないよ」
と不貞腐れた表情をされて、本当は歌恋は自分のことが好きなんじゃないかと期待したくなるのだった。
セフり、ソフられ。ネタバレ6話
歌恋にお出かけに誘われて一緒に歩いている望は高校生の時のことをふと思い出す。
成績もスポーツもいたって普通だった望は特に目立つこともなく、普通の高校生活を過ごしていた。
最近可愛いと話題になっていると、友達に見せられたセクシー女優。
友達は歌恋に似ているというが、望にとっては歌恋の方がよっぽど魅力的に見えるのだった。
この頃から望の妄想癖は抜けず、セクシー女優の水着姿に歌恋を重ね、胸や陰部を
「みたい…?」
と誘ってくる空想を繰り広げる。
そうして過ごした高校生時代、いつも一緒にいた歌恋に振られるまではこれからも今まで通り一緒にいると思い込んでいたが、振られたことで漠然とした不安を感じるようになっていた。
歌恋に声をかけられてハッと我にかえる望。
歌恋のわがままを聞く日として振り回される望は、そんなわがままさえも可愛いと感じてしまう。
連れ回されて楽しんでいた望だったが、なんと下着屋さんに連行されることに!
ブラジャーを胸に当ててこちらを見てくる歌恋。
生々しい想像をしていると、試着室に一緒に入って欲しいと強引に引き連れられて…。
セフり、ソフられ。ネタバレ7話
下着屋へとつれてこられてしまった望は歌恋に腕を引かれて試着室に連れ込まれてしまった!
「見て」
そういいながら歌恋はワンピースを脱ぎ捨てて…!
望の前で下着まで脱ぎ始めた歌恋を直視できない望だったが、試着した下着を身に着けた歌恋を見てあまりのかわいさに何も言えなくなってしまう。
自分の姿を褒めてほしいという歌恋はせまい試着室の中で望に抱き着いてきた。
あられもない姿で迫ってくる歌恋に怒る望だったが、彼女は突然「おとといどうしてたの?」と尋ねてくる。
おとといといえば、それはバイト先の先輩である美森先輩とシた日の事だった。
まさかバレているのかと焦る望だったが、歌恋はいたずらっぽい笑みを浮かべると突然しゃがみこむ。
「こんな場所で二人きりって、そういう雰囲気になるよね」
彼女はそういうと望の下半身に指先をはわせわざと上目遣いでねだるように見つめてきた。
こんなところで…!と焦る望だったが、歌恋が何かをしようとする前にお店の人が様子を尋ねてくる。
結局それ以上の事は起こらずに歌恋はいつもの笑顔のまま、2人はお店から出たのだった…。
夕方まで遊びきった歌恋と望。
歌恋は望に楽しかった!と感謝を伝えてきたため、望は「歌恋が満足できたならまあ…」とまんざらでもない様子。
これで今日はおしまい…のはずだったところに、突然のにわか雨が降ってきた!
慌てた2人は雨宿りできる場所を探しシャッターの閉じた店の軒先へと駆け込んだのだが、すでに歌恋の体は雨でぬれてしまっている。
「寒いね…」
そういって困ったように笑う歌恋に望は自分の上着を差し出した。
そんな望をみて歌恋は「優しいんだね、やっぱりさ」とつぶやく。
そのまま雨が止むのを待っていると、歌恋が口を開いた。
「高校二年生の時にさ、つきあうか聞かれたでしょ?」
歌恋は望の手を握りしめると、彼の顔を覗き込むようにしてきて…?!
ついに二人の関係の確信に迫る歌恋に望は…!
セフり、ソフられ。ネタバレ8話
雨宿りの後、歌恋は鼻歌まじりにシャワーを浴びていた。
彼女がいた場所は望の家で、望はシャワー室で裸の歌恋を想像しながら着替えとタオルをおいてあげたのだった。
すぐに自室へと戻った望は警戒心が薄すぎる歌恋にいつものように調子を崩されていたのだが…。
「高校二年生の時にさ、つきあうか聞かれたでしょ?忘れてないよね?」
そういってこちらを見上げてきた歌恋に望は心をかき乱されていた。
付き合おうといった望に対して、歌恋は「付き合わない」と言ってきたあの日の事…。
結局その話について深くは話せずうやむやのまま望の家に来てしまっていた。
そうやって考え事をしている望のもとに、彼の服を着て濡れた髪をした歌恋がやってくる。
彼女は望が用意したパジャマの上しか着ていなかったが、どうしてはかなかったのかと尋ねると、いたずらっぽい笑みを浮かべた。
そして大きく足を開き望の上にまたがってしまう。
「ね、嫌い?こんな私のこと…」
真っ白なパンツが見えてしまったことで思わず目を固くつぶり「からかうなよ!」と叫んだ望だったが…。
そんな様子の望をみて歌恋は楽しそうに笑っていた。
女慣れしていない望はかわいいから、一生このままでいてほしいのだと彼女は言う。
望はずっと子供のころから歌恋のことだけを好きだった。
だから、彼女以外なんて考えたことはなかったが…。
…いつの間にか、バイト先の美森先輩と明かしたの一夜の記憶が脳裏をよぎる。
そんな様子の望をみて歌恋はなにかをかんじたのか望に体を預けた。
「違う人のことかんがえてるでしょ」
美森のことを考えていたこともありギクリとする望にたいして、歌恋は「今そばにいるのは私」と言ってきた。
そして、確かにあの高校二年生のとき望とは付き合わないといったけど望が嫌いではないのだという。
「大好きだよ望の事。でもそれは、私を一番好きな望が好きってこと」
歌恋の自分に対する複雑な思いを明かされ混乱する望…。
それってもしかして、俺のことが好きってことなのではないか!?
驚いた望は自分にまたがる歌恋を見つめて…!?
セフり、ソフられ。ネタバレ9話
歌恋の気持ちを告げられた望は何かを言わなければと焦っていた。
焦った様子の望だったが、そんな彼に対して歌恋は優しい言葉をかける。
「疲れたよね、もう寝よ」
そういって抱きしめられ、ぎゅっとしてほしいと言われた望は結局答えを出せないまま歌恋といつものように寝ることになってしまった。
暗くなった部屋の中、このままじゃ美森にいわれた「ソフレ」のままだと苦悩する望。
そんな望の腕の中でめずらしく歌恋が体をもぞもぞと動かしていた。
眠れない歌恋は望の下腹部にゆびをはわせはじめる。
歌恋は「セクハラをしている」のだと無邪気な笑顔でいって、望の反応を楽しんでいた。
望はそんな歌恋に対して「こら!」としかりつける。
俺だって本当は歌恋に触りたい。
そう思った望はそっと彼女の顔へと手を伸ばす。
望の行動に気が付いた歌恋は彼の手を受け入れ、そして自分の両腕を望の首に巻き付けた。
「ね、キスする?」
そういってほほ笑む歌恋の唇に吸い込まれそうになる望だったが…。
突然歌恋のスマホがなり、いい雰囲気になりかけていた2人は動きを止めた。
ちょっと…と言って自分のスマホを確認しに行ってしまった歌恋を見て相手は男なんじゃないかと望は気になってしまう…。
そんな望に対して歌恋は「気になるの?」と珍しい質問だと嬉しそうに笑う。
そして、望の予想通りスマホの相手は男だと歌恋は話した。
その男に返事をしていつものようにどこかへ行こうとする歌恋を見て望は思う。
(このままじゃ、前と同じじゃないか…)
既読にしてしまったし返事を書かないとという歌恋を、望は強く抱きしめた。
「今日はやだよ」
今日だけは俺のそばにいてほしい、そう思いを伝えた望は歌恋の唇へと手を伸ばした。
そして、目を固く瞑りながら勢いよく歌恋の唇に顔を寄せて…!?
セフり、ソフられ。ネタバレ10話
他の男に連絡を取ろうとする歌恋にキスしようとした望だったが、歌恋は唇が近づいてくるとそれを手で拒否してきた。
気まずそうに視線をそらした歌恋は喉がかわいたから飲み物を取ってくると言ってベッドから起き上がってしまう。
困惑する望にたいして歌恋は「いつもとちがうよ、冗談になるはずじゃん」と口にする。
その言葉に望は一瞬冷たい顔をした後、彼もまたベッドから立ち上がり「そっか」とつぶやいた。
自分たちははじめからそんな関係じゃなかったという望。
どこかへ行ってしまいそうな望に慌てた歌恋はどこにいくのかと尋ねるが、望はそれを振り払うように一人で外に行くといって立ち去った。
閉められてしまったドアを悲し気にみつめながら、歌恋はまだそんな関係じゃないから…とこぼすのだった。
一方、同じ頃に望のバイト先の先輩である美森は深夜のコンビニへとやってきていた。
コンビニを出たとき目の前にいたのは雨の中傘もささずにふらふらと歩いていた望だった!
どうしたのかと駆けよる美森に対して望は「俺やっぱり…」と歌恋に対しての事をつぶやきはじめる。
歌恋は自分のことを恋人としてみてはくれないんだとこぼす望を見て、そのつらい気持ちがわかるよと美森は望にそっと体を寄せた…。
美森と望は雨に濡れるのも気にせずに急いで美森の住む部屋へと走る。
そして玄関先でむさぼるようにお互いに口づけあった。
あまりに激しくがっついてくる望に美森は「ちょ、ちょっと呼吸を整えたい」といい彼を制したが…。
そんな彼女の無防備な首筋に望は口づけた。
下半身に強く主張をしているモノを感じた美森は、細い指で何度もズボン越しに撫で上げて見せる。
快感に身もだえこらえるようにして体を震わせる望を見て美森は頬を染めながらいう。
「歌恋ちゃんのことは今はいいでしょ?忘れようよ…」
そういって美森は望の事を誘い…!?
セフり、ソフられ。ネタバレ11話
ひどい雨がふる中、歌恋をおいて家をとびだしバイト先の先輩である美森の元へとやってきた望。
ベッドの上で濡れた髪をふいてやりながら、美森は望が体を冷やしていないか心配してくれていた。
そんな彼女の手にすりよると望は彼女に口づける。
そして、望の胸の中にある考えが浮かぶ。
(美森先輩は楽だ。歌恋とちがって断ったりしないから、だから体を求めたっていい)
望の目の前でTシャツを脱いだ美森の姿は美しく、改めて望は彼女の下着姿をじっくりと眺めてしまう。
前回は酒の勢いで彼女をいいようにしてしまったが、こんなにもきれいな人をそんな風に抱いたなんてと望は後悔する。
「ねぇ、触っていいんだよ?」
美森はそういうと望の手を自分の胸へと押し付けた。
そのままの勢いで彼女をベッドに押し倒した望だったが…。
(おれはこんなにステキな人を歌恋の代わりに…!)
歌恋の代わりになってくれている美森に対してひどい罪悪感をおぼえ固まる望に美森は手を伸ばした。
「いいんだよ、私がしたいんだから」
彼女はそういうと望を強く抱きしめ彼の体にしがみついた。
思考のストッパーをはずされた望はもう止まることはなく、むさぼるように美森の胸元に顔を寄せ夢中で吸いつく。
甘い声をあげる美森を見つめ、望はついに彼女のすっかり濡れた秘所へと指を伸ばす。
挿れてもいいかと尋ね、うなずかれたので望はあっさりと彼女の中へと入りこんでしまった。
熱い感触や快楽に顔をゆがめながらも脳内に浮かぶのは(楽だな)という考えだ…。
(俺もしかして、今こうやって美森先輩とするのって間違ってる?)
それでも腰がとまることはなく、脳裏で寂しげにする歌恋を思い出しながら望は今だけはつらいからと美森に縋りつくのだった…。
そのころ1人おいていかれてしまった歌恋は夜空を孤独に眺めていた…!
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セフり、ソフられ。ネタバレ12話
勢いで美森の部屋へと押しかけ彼女のやさしさにつけこみ体をつなげてしまっていた望。
2人がこうなってしまう前、美森と望の出会いにさかのぼる。
レストランバーでホールスタッフとして働いていた美森はその美貌のせいでスタッフの男性・原田からしつこく言い寄られていた。
のらりくらりとそれを交わしていた美森だったが原田のしつこさには困り果てていたのだ。
そんな中店長から呼び出された美森は新しいホールスタッフのバイトが入ったからと望を紹介される。
美森に望の指導をお願いしたいという店長に初めてできた後輩だと顔を輝かせる美森。
「はい、美森先輩」
初めて呼ばれた先輩という言葉の響き、そして人当たりのよさそうな笑みを浮かべる望を見て彼が優しい子だろうと想像して美森はにっこりと笑うのだった。
望の働きぶりは素晴らしいもので、美森は楽しく働くことができていた。
望が小さい子どもにも気さくに話しかける姿を眺め、美森は望が面倒見の良い一面があると気が付く。
さらに先輩として自分が頑張らなければと重い荷物を運ぼうとしていた美森に望は「俺がやりますよ!」と声をかけてくれた。
在庫の確認を頼まれた美森は望の後姿を目で追いながら頬を染めてしまう。
(ま、まずいかも…、好きになっちゃいそう)
望に対する想いに自分でも混乱していた様子の美森のもとへ原田がやってきた。
狭い倉庫に2人きりという状況にドキリとしてしまい背筋に冷や汗がながれる美森。
案の定原田は業務とは関係なく美森の姿を追って倉庫へとやってきていた。
「ね、飲み会一緒に行こうよ」
そういっていきなり距離を詰め顔を近づけてきた原田に身を固くする美森。
「…あの、やめてもらえませんか?」
原田をにらみつけるようにしてそういった美森だったが…。
嫌がり人を呼ぶと叫ぼうとする美森の口をふさぐと、彼女の胸に手を当てて原田はにやりとほくそえむ。
美森の美しい顔とそそる体が自分を勘違いさせたのだから美森が悪いのだという原田。
そのままキスをしようとしてくる原田に、恐怖で体がかたまり動けなくなってしまった美森…。
絶体絶命の状態に突然割って入ってきたのは…。
「わ!だっせ~!原田先輩!」
望だった!
望はいつもの明るい笑顔のまま美森の手を引き原田から引きはがすと、機材の操作で聞きたいことがあるから来てほしいと口にした。
原田はイライラとした様子で「空気が読めないお前の方がダセぇよ」といったが…。
「あはは、空気読めてないのは原田先輩のほうじゃないですか?」
望はそう笑顔で返すと隠し持っていた110番の警察へと通報する番号が表示されたスマートフォンを差し出した。
まだ美森の意向がわからないから通報はしていないが、これ以上しつこくするならすぐに通報だってできると望は言う。
自分が好意を持っているからと言って相手の同意を確認もせずに接触するのは犯罪行為だと強く注意する望。
結局原田は恥ずかしくなったのか倉庫から走り去ったのだった。
こうして倉庫に今度は望と2人きりになった美森は、ようやくホッとできたのか泣きそうになってしまう。
「怖かったですよ~!」
突然そう叫んだ望はくるりと振り向くと、本当に怖かったのか涙目になりながら美森を心配そうに見つめた。
そして、きれいなせいでこんな怖い目に合うなんてと悲し気につぶやく。
「何かあったらいつでも頼ってくださいね!」
望の優しい言葉に美森はついに緊張の糸がきれ、なんどもうなずきながら泣いてしまうのだった。
…コンビニから帰宅してからお互いの体を求めあった美森と望。
すっかり明るくなった外の光が美森の部屋へとさしこみベッドで眠る望の顔を照らした。
望の横で目を覚ました美森はおきあがると望の頭をそっとなでながらつぶやく。
「好きだよ…」
ついに判明した美森の気持ち、一方望の揺れ動く心の行き先は?!
セフり、ソフられ。ネタバレ13話
望を拒否した夜、結局彼はかえってこないまま朝を迎えてしまった。
歌恋は浮かない表情のまま学校へとむかう道を歩いていた。
あのあと望が帰ってくるかもしれないと待っていた歌恋だったが、激しい雨がふっていたのに望は戻らなかったのだ。
大学の講義をうけるべく大講堂へとやってきた歌恋は、そーっと教室をのぞきこむ。
今まで望に会う事をここまで憂鬱に思うことなどなかったのに…。
(入口の近くに座れば、望がきたらすぐわかるよね)
そうすれば望だって歌恋がそこに座っているとわかって話しかけてくるはず。
今までだってそうだったから。
歌恋がどれだけワガママをいって望を困らせても、望なら結局許してくれたから…。
そんな歌恋の背後から同じ授業をとっている女子生徒のささやき声がきこえてきた。
「みてみて、いつもは男連れてるのに今日は1人だよ!」
「女友達とかいないんじゃね?」
嫌味を言われているのがわかった歌恋は、だから女は最低なんだとうつむく。
望がくれば…。
そう思っていた歌恋だったのに、結局授業の開始を知らせるチャイムがなってしまった。
彼女の隣には空いた席だけ。
結局夕方になっても望は歌恋の前に姿をみせなかったのだった。
「イライラする!」
頬を膨らませて自分の前に現れない望にムッとしてみせる歌恋。
(私だって怒っちゃうんだからね!)
そう自分勝手な感情を膨らませる歌恋の視線に、望が飛び込んできた。
「赤瀬くん!」
…彼の腕を親し気にひっぱっていたのは、見たこともない女性だった…。
自分には気づきもしないで楽しそうに女の子と歩く望。
授業にも出ないでこの女の子と一緒にいたのかと、思わず2人をにらみつけてしまう歌恋…。
そんな歌恋に気が付いた女性…美森は歌恋をみると憐れむように微笑んだ。
そしてゆっくりとお辞儀をすると、望の腕に手を絡ませながら去っていく。
気持ちの整理がつかないまま、歌恋はベンチに座り2人の事を考えた。
「…きれいな女の人、もしかして望と付き合ってるの?」
そんなわけがないと考える歌恋。
昨日の夜だって自分にキスをしようとしてきたのに…!
望が好きなのは自分だけのはず…。
だって、ずっと望は自分だけを…歌恋を見ていてくれたはずだから…!
また俯きかけた歌恋の背後に人影がしのびよってきた。
そしてそのまま歌恋を抱きしめてしまう。
「!?」
驚く歌恋に、その男性は久しぶりと声をかける。
その男性は少し襟足を伸ばしたイケメンで…!?
セフり、ソフられ。ネタバレ14話
「ただいま」
そう話すその男性をみて歌恋は驚き目を見開いた。
「どうしてここに?」
そうつぶやく歌恋に司とよばれたその男性は悪びれもせず歌恋に微笑みかける。
彼はイライラとした様子の歌恋にトゲのある声を投げかけられても甘い言葉をかけ続けた。
そんな調子の司に嫌気がさしたのか歌恋はベンチから立ち上がると、立ち去ろうとするが…。
「いかないでよ歌恋」
司のその言葉に立ち止まった歌恋は、かつて自分が言った言葉を思い出す。
「いかないでよ司!」
高校生の頃に彼女を置き去りにしてどこかへ行ってしまったのは、司の方だったのに…!
立ち止まる歌恋の背後に再び司が忍び寄る。
司は歌恋を抱きしめるようにしながら腕をつかもうとしたが、それを歌恋は振り払った!
「触らないでよ!私たちはもう終わったの!」
そう叫ぶ歌恋を司はなおも愛おしそうに見つめた。
「そうだけど、でも関係が0ってわけじゃないでしょ?」
そういいながら司は歌恋の手に指をからめ、ゆっくりとにぎろうとしだす。
「友達の関係にはなれるでしょ?」
そういってどこか艶めかしさすら感じる触り方をしてこようとした司に、歌恋は慌てて身をひるがえした。
「友達だっていうならこんな触り方しないで!」
結局司の元から立ち去ろうとする歌恋だったが、本心は複雑なようだった。
司のようなやつを選んじゃだめだ…。
そう頭では理解できるはずなのに、歌恋の心は司にあえて嬉しいという気持ちがあふれようとしていた…。
そんな中歌恋のスマートフォンにラインの通知音が。
何度も送った歌恋の連絡に返事をしてくれた望だったが、そこに書かれていた言葉は…。
『悪い!今日学校行ってなかった!今連絡見たわ!』
瞬間的にさっき見た見知らぬ奇麗な女性と親し気に歩く望の姿が思い出されてしまい、歌恋は固まってしまった。
「ウソ…」
そのままうずくまってしまった歌恋…。
他の誰よりも絶対に自分を優先して、自分だけを見てほしい。
報われなくても自分だけを大切に愛してほしい。
望にはそうしてほしかったのに。
そんな歌恋の頭をなでてくれたのは、さっき別れたはずの司だった。
「泣いてるのに慰めないなんて、男なんだからそれくらいさせてよ」
友達だしとほほ笑む司を歌恋はにらみつける。
「フラれちゃったんでしょ?」
そういいながら顔を近づけてくる司に、歌恋は近づくなと叫んだが…。
司は歌恋の手首をつかむと彼女に強引に口づけてしまった!
嫌だと思いながらも、司にキスされるとどうしても拒否ができなくなった歌恋は…!?
セフり、ソフられ。の感想
エロかわいい!!
登場する女の子はどこか身勝手だけど、そんなところまで可愛いと思ってしまう(望の気持ちに共感してしまう)ほどキャラデザが最高です。
歌恋はもちろん、先輩も可愛くて私も選べないかも…w
皆さんはどちら派かぜひ絵で考えてみて欲しいです。
こんな可愛い幼馴染この世にいないよな…と非現実感を感じるけど、こんな状況はもしかしたらあるかも、切ない…と共感させられるストーリーも、この先どうなるか気になってついつい読んでしまいます。
R18要素を感じたい人にも、ストーリーをしっかり読みたい人にもおすすめできる作品です。